弱小ブログが500はてブ獲得!アクセスと拡散が爆発する仕組み
先日この弱小ブログの記事がはてブを500以上獲得し、そこからのアクセスが爆発しました。
はてなブックマークを中心とした拡散がどのようにして起き、広がっていくのか、その経緯と仕組みをまとめておきたいと思います。
あ、その前に、ブックマークをしていただいた方々に心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございますっm(_ _)m
500以上のはてブ数を獲得したのはこちらの記事です↓
→WordPressのサイト作成時にインストールしたいプラグイン一覧
Google Analyticsのアクセス解析はこのようなグラフになりました。
見ろ、前日までのアクセスがゴミのようだ(バルス)^^;
前提と概略
まず言っておくのは「何も裏工作はしていない」ということ。自分の”はてブアカウント”で記事をブクマした後は何もしてません。
自分で記事を1回ブクマすることはルール的にはOKです。
もちろん複数アカウントはダメですよ。
記事を書いて、普通にTwitterとFacebookに投稿しました。
ここまではどの記事でもやっています。
その記事はけっこう見やすくまとまったので、はてブと楽天ソーシャルニュースにも登録しておこうと思ってそうしました。
→楽天ソーシャルニュースでアクセスアップ!
記事を投稿し、ブックマークにも登録したのが土曜日の午前11時30分。
桜の開花が待ち遠しい、春の選抜甲子園大会を見ながらの作業でした。
(詩人ですか)
15時には普段の10倍くらいのアクセスになっていて、その状態から21時までゆるやかにアクセスが増えていきます。
22時頃にはさらにグンと伸びて100倍くらいのアクセスになりました。
と言っても、前日までのアクセス数が1日数十とか雀の涙だったので、倍数で表現するのはちょっと違うかもしれませんね。
拡散の仕組み
今回の拡散を見ていて気づいたことは、”はてブの拡散にはいくつかの段階がある”
ということ。
段階を分けると、だいたい以下の様になっています。
- 段階1 カテゴリー末端の「新着」に掲載される
- 段階2 カテゴリーの「人気」(ホットエントリー)に掲載される
- 段階3 トップページや総合ページにも掲載される
段階1 カテゴリー末端の「新着」に掲載される
はてなブックマークのサイトで私の記事が掲載されたのは、テクノロジーのカテゴリー内です。さらにそこから、起業、プログラミング、家電etcと、細分化したカテゴリーがあって、その中のどこかの「新着」ページへ一番最初に掲載されたはずです。(確認はできてません)ここに掲載されるにはブックマークが2つ必要です。自分のブクマと、どなたかにいただけたブクマのお陰で掲載されたと推定されます。
もしスルーされていれば、アクセスの爆発など全く無く、何事も無い日常が続いたことでしょう。
このブックマーク2つを獲得することは、おそらく弱小ブログにとって一番乗り越えるのが難しい所だと思います。
ネット友達とかにブックマークをお願いするという方法も頭に浮かぶかもしれませんが、自作自演がバレると友達もろともアカウント停止になります。
そもそも、そういうことで毎回エントリーさせるのは迷惑行為になりますので、やめておきましょう。
段階2 カテゴリーの「人気」(ホッテントリ)に掲載される
「新着」に掲載され、そこでもブックマークを獲得すると、「人気」(ホッテントリ)ページに掲載されます。「新着」より閲覧者が大幅に増えるので、記事の内容さえ良ければ多くのブクマが獲得できます。その勢いが持続できれば、さらに人の目の多い「カテゴリーのトップページ」にも掲載されていきます。
まあ、このあたりは知っていて何かができるという事も無いので、とにかく、一度掲載されてブクマが増えれば、はてブサイトでどんどん良い待遇が受けられる、と覚えておけばOKです。
カテゴリーのトップページに掲載されるくらいになると、Twitterでの拡散も始まります。
私の記事を拡散してくれたツイッターアカウントを確認してみたところ、「人気」ページに掲載された記事を自動でつぶやくようなBOTがいくつかありました。
このようなBOTは、カテゴリごとに多数存在しています。そのBOTをRTするBOTもあるので、Twitterの拡散はどんどん広がっていくようになってます。
つまり、はてブ上位にいけばいくほど拡散される仕組みがあらかじめ用意されているということなんですね。
道理でみんな、はてブをして欲しがるわけです(笑)
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— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) March 29, 2014
拡散してくれるBOTの例としてひとつ挙げておきます。こちらは、はてなブックマークの公式アカウントです。50以上のブックマークがあると自動でツイートするBOTになります。
公式アカウントですから信頼性が非常に高く、フォロワーも多いですので、RTやお気に入りされる確率も高くなりますね。
非公式のBOTもたくさんあります。
段階3 トップページや総合ページにも掲載される
ホットエントリー掲載やTwitterの拡散が起こると、はてブ数も加速度的に増えていきます。そうすると、はてブサイトのトップページや総合ページにも掲載されて、さらに人の目に触れるようになります。ここまでくるとTwitter、Facebookにとどまらず、あらゆるソーシャルメディアで拡散されていきます。
いわゆるバイラルというやつです。
閲覧ユーザーのリンク元を見てみると、はてブサイトと同じかそれ以上のアクセス数がGunosy(グノシー)から来ているのが分かりました。
私はGunosyをリアルタイムで見ることはできませんでしたが、どうやらはてブサイトで人気があるということで、記事が取り上げられたようです。
他にもよく分からないフィード系のサービスからもアクセスがあります。
アクティブな(BOTでない)アカウントからもコメント付きのツイートが貰えるようになります。BOTのツイートは味気ないので、こうやってコメントがあるとうれしいですよね。
こういうことが起きた時のために、サイトにはできるだけ多くの種類のSNSボタンがあったほうがいいです。
特にPocketのボタンがはてブと同じくらい押されているのは新たな発見でした。「あとで読む」系のボタンは「ついで押し」する人が多いみたいです。Instapaperのボタンも設置しておけば良かったかな。
拡散が始まってからでも遅くないので、SNSのボタンはほんとに設置したほうが良いですよ。(でも多すぎるとサイトが重くなる)
→WP Social Bookmarking LightでSNSボタンを簡単設置!
記事が魅力的なものであれば、ブックマークの数は飛躍的に伸びます。トップページに記事が掲載されている時間はいわゆる確変タイムなので、もしチャンスがあったらニヤニヤしながら見ましょう。
キャプチャーしてその画像をつぶやいても面白いかもしれませんね。
「は、はてブのトップページに自分の記事が載ってる!?」とかつぶやくと、
そのツイートも拡散されるかも(笑)
以上が、はてブを中心としたアクセスと拡散の爆発する仕組みです。
こうした拡散はだいたい丸1日程度続きます。2日目にはブクマの勢いとアクセスが徐々に減ってきますが、数日間はいつもよりアクセスの多い状態が続きました。
記事内容はそれほど高度な物で無くてもOK
記事自体は、それほど画期的なことや、難しいことでなくても大丈夫です。もちろん、誰も書いていないような斬新な記事であればどんどん拡散されると思いますが、いつもそれができれば、そもそもブログにアクセスを集めることは簡単にできるわけで。
こんなことみんな知ってるだろうなぁ…というような内容でも、見やすくて、分かりやすくまとめてあれば初心者の方が見て参考になったりします。
私も「はてブされるのは、頭のいい人が書いた画期的でインパクトのある記事だけだろう」とか勝手に決めつけていたフシがあるのですが、そうじゃなくても拡散の可能性はあると解りました。
他の人気記事を読んでみても、意外とそんなにクオリティが高いわけでもないんだなぁという記事がブクマを集めたりしてます。本当にスゴイ記事もたくさんありますけどね。
あからさまにクオリティが低い記事では当然ダメですが、丁寧に分かりやすくまとめておけば、作りたてほやほやの弱小ブログでも、はてブでアクセスが爆発するチャンスはある、ということです。
拡散されることの本当の価値
はてブなどの拡散効果は一時的なものなので、数日経つとアクセスの爆発はおさまります。しかし、検索エンジンは「アクセス数が多い→サイトを好評価」という判断をするので、その後のサイトの評価が高まるんです。具体的に言うと、狙ったキーワードで検索順位が20位だった記事が10位程度にあがったりする、ということが起こります。なので、以前よりも、サイト全体のアクセス数(検索エンジン経由)が底上げされるという現象が起こります。
これはこのブログの検索エンジン経由のアクセス数なのですが、爆発が起こった日を境に、あきらかに流入が増えてます。はてブで拡散された記事のみが検索順位を上げたわけではなくて、サイト全体のあらゆるキーワードに対して少しずつアクセスが増えている感じです。
はてブ自体からのアクセス流入も非常にありがたいことなのですが、アクセスが爆発した時の本当の価値とは、検索エンジンからサイトの好評価を得られることと言っても過言では無いです。
これから次の記事を書く時にはライバルに勝ちやすくなりますし、その影響はサイトを更新し、アクセスを集め続ける限りずっと残ります。サイト運営者にとっては苦労が報われる瞬間ですし、モチベーションも上がるのではないでしょうか。
ということで、この記事がもし参考になりましたら、是非はてブをしていただけると嬉しいです!(笑)サトシでした^^
→はてブ獲得のテクニックまとめ|500はてブ獲得は再現できる?
→ブログ記事はネットやSNS利用者が多い時間帯を狙って投稿すべき