Amivoice SP2をレビュー|音声入力で文章作成を効率化!
AmiVoice SP2は、声で文字を入力することができるパソコンのソフトです。
しゃべるだけでどんどん文字を入力できるので、特にタイピングを苦手にしている人が使うと作業が劇的に効率化するはずです。
変換精度やヘッドセットマイクのことなど、使用感などをレビューしてみたいと思います。
デモ動画
こういうソフトって、なかなか実用レベルにはならないことが多かった気がしますが、AmiVoiceはデモ動画のように本当にスラスラと入力できます。
ほとんどしゃべる速度と同じぐらいの速さで入力できるので、音声入力もここまできたのかー、というのが初めて使ったときの感想になりました。
重要な要素として、AmiVoiceの動作の軽さを特筆しておきたいです。私のパソコンはWindows7のcore i3で、メモリーも4GBしかありません。
そんなパソコンでも全然サクサク動きます。
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私のAmiVoice SP2の使用条件
- 使用開始:2013年12月から 使用頻度:週に4日1時間程度ずつ
- 音響学習レベルは現在20ぐらい(最大126まで)
- パソコンのスペックWindows7 64bit メモリー4GB
タイピングとは比較にならない速さで文字が入力できる
私は一応ブラインドタッチでタイピングができるのですが、スピードは可もなく不可もないレベルの速さです。そのタイピングと比べると、AmiVoiceは圧倒的に速く文字の入力ができます。もう比べるまでも無いくらい速いです。おすすめの使用方法は、先に段落の見出しを作っておくこと。そうやって文章の流れをあらかじめイメージしておくと、最後まで止まらずに書ける(しゃべれる)ことが多いです。
ブログ記事やメルマガの文章作成、会社の資料づくり、学校のレポート、チャット、某大型掲示板の実況などなど、パソコンに文字を入力するシーンなら仕事にとどまらない幅広い活用ができます。
入力した文字は、AmiVoiceのエディタに「転送」としゃべれば入力対象の位置へすぐ転送できるので、どのようなツールにも連携して使えます。
(Ctrl+Enterでも転送できます)
手が痛くならない
腱鞘炎の予防にかなり効果的。タイピングを長時間やってると手が痛くなってきますよね。AmiVoiceで文章を作成した日は手が痛くなることが少ないです。キーボードとマウスを行ったり来たりする回数が大幅に減りますから。
変換精度が高い
最初から割と変換の精度は高いです。特殊な単語を使用しなければ、ほとんどの変換はやってくれます。ただし、文章構成を考えながらしゃべることは、慣れるまでなかなか難しいので、ある程度の訓練が必要になると思います。さらに、AmiVoiceには学習機能があるので、自分のクセを覚えてくれてどんどん精度が上がっていきます。
たまに全然認識してくれない単語とかもありますけどね。
(自分の発音が悪いのかも)
AmiVoiceの気になる所
パソコンに向かってしゃべるので、同居している家族からちょっと怪訝な顔をされるのは覚悟しておきましょう(笑)。壁が薄いお家の場合も、家族や近所に配慮した使用をしなければなりません。あと、専用エディタの使い勝手がいまいち良くないです。まあ、ここで文章の編集をすべて完結する必要もないんですが、もう少し改良して欲しいというのが本音。
付属の純正USBヘッドセットマイクについてですが、プラスチックの安っぽい作りです。長時間つけていると耳が痛くなりますし、ヘッドセットの調整もカチャカチャ言って全然しっくりこない。
ただ、付属品なので、マイクはAmiVoiceに最適化してあるのかなーという感じはあります。音声の入力に関して認識はバッチリです。
AmiVoice使用上の注意点
AmiVoiceを使う時は、音声の入力をマイクから一定の距離で行わなければなりません。(5㎝以内)マイクをあんまり扱ったことがない人に知っておいてほしいのですが、マイクを真正面に置くより、少しだけ外れた位置にしておくと良いです。
「パ行」とか、いわゆる破裂音を発声するとき、マイクに向かって高い風圧が飛んでいきます。これが音声入力にとっては天敵で、マイクが正面にあると入力の最大値を簡単に超えてしまうんですね。
なので、少し正面からずらした場所にマイクを位置させると、その破裂音を避けることができるようになります。
あと、AmiVoiceは複数人の会話とか、会議室の端っこで遠くの声を録音したとか、そういう状況の悪い音声は文章化できません。
使ってる人のレビューを見てると「会議室で録音したのに文章化出来ないから星ひとつ!」とかありましたけど、あれは商品説明をちゃんと見ないで買った人のレビューです。
そういう場合は、再度、自分で音声の読み上げをして文章化すればいいと思います。
価格について
価格の話ですが、AmiVoice SP2はUSBマイクの有無で値段が5000円変わります。前述のとおり、付属のUSBヘッドセットマイクは作りが安っぽいですが、音声の認識は非常に安定しています。「AmiVoiceはマイク無し版を買って、もっと別の安いUSBマイクを購入しよう」と考える人もいるかもしれませんが、マイクによっては変換精度が著しく落ちるという報告もあります。
マイク代をケチってソフト自体が使いものにならなかったら本末転倒になってしまうので、できるだけ純正のマイクはセットで買ったほうがいいと思います。
AmiVoiceにはアップグレード版があるので、もし以前AmiVoiceを利用していた人なら、アップグレード版を購入すると安く済みます。
また、学生の方にはアカデミック版がありますので、こちらも安く購入できます。レポート作成や、講義のまとめなどはAmiVoiceが活躍できる分野ですね。まあ安く買えると言っても、学生のお小遣いでは少し高い買い物になると思いますが。
ライセンスについて
AmiVoiceはパソコン1台につき1ライセンスという条件で販売されています。つまり、会社と自宅で両方のパソコンにAmiVoiceを入れて使いたいとか、そういうことは一つのライセンスではできません。もしそれをやりたいのなら、AmiVoiceを二つ買わないといけません。同じパソコンで、複数のユーザーが使用することはOKです。
AmiVoice SP2のレビューまとめ
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良いところ
- タイピングより速く文字が入力できる
- 手が痛くならない
- 動作が軽い
- 変換精度が高い
- USBヘッドセットマイクが安っぽい
気になるところ
パソコンに文字入力をすることが多い人は、AmiVoice SP2を使えば使うほど時間が節約できるでしょう。
文章作成の効率化に、AmiVoice SP2による精度の高い音声入力をぜひ活用して下さい。
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