検索結果の記事タイトルを狙ったキーワードで表示させるには
記事のタイトルにキーワードを含めて投稿したけれど、検索結果を見ると全然狙ったタイトルで表示(インデックス)されていないことがあります。
それを改善するにはどうしたら良いか、記事のタイトルについてGoogleの見解から考えてみましょう。
検索結果のタイトルをきちんと表示させるには
How does Google choose titles for search results?
(Googleは、検索結果のタイトルをどのように選んでいるのか。)
- 比較的短いかどうか
- そのページのことをよく説明できているかどうか
- 何らかの形で検索クエリに関連性があるかどうか
Googleがtitleタグを置き換える3つの理由と書き換えを防ぐ方法
「海外SEOブログ」さんから引用
Googleのマットカッツさんが上記のような説明をしてくれています。
比較的短いかどうか
今までも、タイトルを30文字以内にすれば検索結果に全文が表示されて有利!として記事を作ってきました。最近では27文字前後しか表示されなくなってますし、このあたりは流動的ですね。要するに、基本的に短く簡潔にしておけば、検索結果の表示も狙ったとおりのタイトルで表示されやすいということです。
記事タイトルを付けるにあたっては、短いは正義ということが言えそうです。
そのページのことをよく説明できているかどうか
ページ内容やサイト内容まで表現できた方が良い、とマット・カッツさんは言ってます。タイトルを見て記事内容が想像できるようにしてねってことです。先ほどの話と合わせると、「文字数は減らせ、表現は工夫しろ」となりますね。「工期は短く、予算は少なく」と無理難題を押し付けてくる親会社みたいです(笑)
オリジナリティを出しつつ短いフレーズでタイトルを表現するには、表現力、語彙力、センスが必要になってきます。あまり独特の言い回しをすると、キーワードからズレすぎる危険もあるので気をつけないといけません。
これはなかなか難しいですね。
何らかの形で検索クエリに関連性があるかどうか
検索エンジンは、検索クエリとの関連性を考えて検索結果を表示しています。記事タイトルが長い時は、自動的に適切な調節をしてくれるということです。ちょっと例を挙げてみましょう。
「エックスサーバーでサブドメインを作成した後にワードプレスをインストールする方法」(39文字)
こんな記事タイトルがあったとします。
1.「エックスサーバー サブドメイン 作成」で検索
↓
検索結果「エックスサーバーでサブドメインを作成した後にWordPressを・・・」
2.「WordPress インストール 方法」で検索
↓
検索結果「・・・サブドメインを作成した後にWordPressをインストールする方法」
こんな感じで、検索クエリに合わせて表示してくれるということです。
長いタイトルをつけてもこのように調節してくれるのなら、タイトルの文字数をそれほど気にする必要はなくなります。
ただし、ちゃんと機能すればの話…。実際には、よく分からない部分を検索結果に表示されることがありますので、やはりできるだけタイトルは短くしておくべきです。
- ※作ったばかりのサイトの場合は、特に検索結果がヘンな風に表示されます。これらもGoogleのアルゴリズムの影響ですが、時間が経てば解消することが多いので、サイトがまだ育っていない場合はそれほど気にする必要はありません。
言いたいことがあれば長いタイトルでも構わない
先程も言ったとおり、記事タイトルは短いほうがきちんと表示されやすく、SEO的にも良いとされています。もちろんこのような基本は守るべきです。でも、言いたいことがあるときはGoogleのルールにあまり縛られず、ユーザーに向けたタイトル付けをすることが大切だと思います。
だって、名前の長い単語なんていくらでもありますよ。
- 南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
- 別れましょう私から別れましょうあなたから
- 愛のままに我がままに僕は君だけを傷つけない
- ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲
- 仮面ライダーディケイドコンプリートフォームジャンボフォーメーション
ね。
文字数にとらわれ過ぎると、こういう単語は使えないってことになってしまいます。まあ実際あんまり使わない単語ですけど(笑)
最近だとこんな曲名もありましたね。
鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの (76文字)
これはAKB48の曲名で、織田哲郎さんが作詞しています。
検索窓に曲名を入力して後ろにスペースを入れてみると、ちゃんと検索候補の単語も表示してくれるんですよ。それにしても長いっ(笑)
このように長い単語を使いたい時もありますし、言いたいことを長いタイトルで表現したい時もあるでしょう。そういう時は、ある程度の文字数は仕方ないです。必要ならば無理に30文字に納めなくても良いです。検索エンジンがいい感じに表示してくれることを期待しましょう。
記事タイトルの表示についてのまとめ
短く簡潔に、分かりやすく、記事に対する検索クエリに合致するタイトルを付ける。そうすれば、検索結果に狙ったタイトルを表示できる(可能性が高くなる)。ただし、毎回無理に短くしなくてもOK。(必要以上のキーワードの詰め込みは良くない)