音声認識ソフトAmiVoice SP2に向いてない作業と、それを踏まえた上手な利用方法

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ブログ記事の作成に音声認識ソフトAmiVoice SP2を使用しています。すべてというわけではありませんが、けっこう使ってる、という感じです。

AmiVoiceは起動や変換の速度が非常に速く、レスポンスが良いのが強みです。なので、うまく使えば作業効率の大幅アップが見込めます。AmiVoiceの能力を引き出せるように、どのような環境で使えば良いか考えてみます。



AmiVoiceに向いてない作業


・遠距離から発せられる音声の入力

AmiVoiceは、広めの会議室など遠くにいる人の声を文章化するのは得意ではありません。きちんとマイクに向かって適切な距離で発音した音声を使いましょう。



・区切り区切りで読まれた文章の変換

文章を途中で区切ってしまうと変換の精度が落ちます。AmiVoiceの変換は前後の文脈から判断して行われるので、区切り区切りのフレーズや単語を読み上げて入力することはあまり効果的ではありません。

主語から述語までなるべく休み無く発音しきってしまうのが、AmiVoiceが得意とする入力方法です。



・文章の推敲

付属エディターが貧弱なのも一因ですが、校正したり、推敲したりといった、文章を整理整頓する作業にAmiVoiceは向きません。そういう作業ではなくて、頭に浮かんだ言葉を一気に書き出す作業が得意です。



では、不得手な部分が分かったところで、どのように使っていったらAmiVoiceの能力を引き出せるのか考えてみます。



AmiVoiceを上手に利用する方法


・誤変換は後で置換する

AmiVoiceにはどうしても変換が苦手な部分が出てきます。その単語が今後も頻繁に出てくるならAmiVoiceに登録しておく必要があります。

しかし、記事を書き終わったらもうほとんど出てこないような言葉なら、その単語に固執する必要はないです。別の単語(例えば「東京」とか)で文章を作っておいて、後から別のテキストエディタを使って一気に置換した方が早いですね。



・調べ物と、文章の作成をできるだけ分ける

調べながら文章を作成することは多いと思いますが、これをできるだけ分けてやることで、AmiVoiceの得意とするシーンをまとめることができます。

何か別の記事を見ながらではなく、自分の頭の中から言葉を出すと、文章のはじめから終わりまで一連の流れが止まりにくいです。そうすることで誤変換もかなり減らすことができます。


一度頭にインプットして時間が経ってからアウトプットすると、副次的な効果もあります。聞いた知識を右から左ではなく自分の言葉で説明できるようになり、文章のオリジナリティが高まります。

あと、AmiVoiceしながら調べ物してると、マイクが邪魔だったりします(笑)。



・段落と文章の流れを先に作る

記事のテーマ、段落、起承転結のイメージを作って、言いたいことを箇条書きにしておきます。こうすると、AmiVoiceを使うときに言葉が出てきやすいです。



・AmiVoiceだけで完全な記事を作ろうとしない

どっちにしろ文章は後で推敲するのですから、AmiVoiceは記事の部品を生産する作業と思って使うのが良いです。

AmiVoiceで、考えたことや思ったことをどんどんアウトプットしておいて、あとは普段通りにキーボードで成型し、記事の完成形に持っていくのが私のやり方です。




ポイント

AmiVoiceは音声入力ツールとして非常に優秀ですが、最初からうまく使いこなせるとは限りません。大切なのは、AmiVoiceの力を発揮できるように、自分なりの手順を考えてあげることです。

いかに自分がスラスラとマイクに向かってしゃべれるようになるか、その下準備をすることが大事ということですね。マイクに向かって喋っていない時間は、AmiVoiceを利用できていない時間ということですから。

優秀なツールがあっても、使い方がイマイチでは力を発揮できません。



私はこんな感じでAmiVoice SP2を使っていますが、入力精度の上昇や、使う人の能力、慣れによっては、最初から一気に完成形の記事まで作れてしまうかもしれません。

そこまで極めたら、作業効率がすごいことになってそうです。
そうなりたいですね。

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