アドセンスで稼ぐ収益の目安をPV数・CTR・クリック単価から考える
Google AdSense(アドセンス)で稼ぐ時は、基本的にはPV数に比例して報酬が増えていきます。そこで、どれくらいのPV数を獲得すると大体どれぐらいの収益を稼げるのか、という目安を考えてみます。
PV数とCTRから見る収益の目安
※以下はクリック単価を30円として計算しています。CTR0.5% | CTR1% | CTR2% | |
---|---|---|---|
100PV | 15円 | 30円 | 60円 |
1000PV | 150円 | 300円 | 600円 |
1万PV | 1500円 | 3000円 | 6000円 |
10万PV | 1万5千円 | 3万円 | 6万円 |
100万PV | 15万円 | 30万円 | 60万円 |
(CTR:クリック率)
表を見てもらえば、ざっと自分のサイトがどれくらい稼げるのか分かるのではないでしょうか。
CTRはサイトのジャンルや、アドセンス広告の配置、記事とのマッチングなどによって数値が千差万別になります。だいたい1%前後なら正常な値と言えるでしょう。
0.5%未満の場合は改善の余地がありそうです(広告ユニット単位ではなく、サイト全体のCTRのことです)。
噂によると5%とか異常にCTRが高いサイトもあるとか無いとかいう話ですが、それだけ高いCTRで稼いでいるとアドセンスチームから目視チェックが入りそうですね…^^;
PV数が増えると、クリック単価は下がるのか?
私のサイトが月間120万PVだった時は、CTRはほぼ1%でクリック単価は平均26円ほどでした。(ちなみにアドセンスは収益表のキャプチャ画像を公開するとポリシー違反になるので注意が必要です)
これまでのPV数増加とクリック単価の関係を見ると、PV数が増えるにつれてクリック単価は下がっています。
理由を考えてみると、報酬額を抑えるためにアドセンス側が調整しているのかもしれませんし、単価の高い広告が尽きて安い広告がずっと出てしまう状況にならざるを得ないのかもしれません。
そこらへんははっきりしませんが、「PV数が増えるとクリック単価は下がる」ことは、体験からすると本当のことではないかな、と思います。
ただ、多くの企業が広告を出す時期があったり、世の中が不景気になったり、クリック単価の上下には様々な要因が考えられますので、一概にPV数の増減だけで関係性が決まるものではないです。
クリック単価の高いキーワードを狙えばいいのでは?
クリック単価を上げるには、キーワードプランナーで出稿単価の高いキーワードを選び、そのようなワードを攻めるサイトを作るのも一つの方法です。でも、やはりそういうワードは競合が多いです。なかなか自分のサイトを上位表示させることは難しいので、単価の高いキーワードで膨大なアクセスを集めることはほとんど不可能に近いでしょう。
トレンドサイトでは100万PVを達成することも容易ですが、個人で作る普通のサイトでこれだけのアクセスを集めることはかなり難しいことです。
アドセンスが最終席な収益を調整しているのではないか?という噂
CTRとクリック単価を、アドセンス側が実は調整しているのではないか、という噂もまことしやかにささやかれています。個人的にも、CTRが上がるとクリック単価が下がり、CTRが低い日はクリック単価が上がる、といった現象も確かにあるように感じられます。
しかし、そう感じたところでこちらとしてはどうしようもないので、結局はアクセスを増やすことに専念するしかないです。クリック単価の上下を追求し続けることは、あまり意味が無いことなのかもしれません。
※これら収益の増減には、スマートプライシングが大きく影響しているようです。スマートプライシングについては後ほど記事にする予定です。